こんにちは、タクミです。飲み会の幹事をやっていて、料理やお店選びよりも実は頭を悩ませるのが席順だったりします。 誰をどこに座らせるかで、その夜の空気が決まると言っても過言ではありません。
今回は、僕が実際に経験した“席順パズル”を3つ紹介しながら、 それぞれどう考えて配席を決めたか(あるいは失敗したか)を具体的に書いていきます。お店選びの記事で触れた座席タイプの話とも関連するので、合わせて読んでもらえると嬉しいです。
入社4年目のとき、開発部14人+取引先2名の歓迎会で幹事を任されました。 お店は新宿のL字型カウンター付き個室。入り口が左手、奥にL字の角があるレイアウトです。
問題は、部長の山田さんと取引先の佐藤さんをどこに配置するか。 セオリー通りなら入り口から一番遠い奥の角が上座ですが、L字の角って、実は左右の人としか話せない微妙なポジションなんです。 主賓を“一番偉い席”に座らせたところで、会話が限られたら意味がない。
悩んだ末、僕はこうしました。奥の壁際(入り口から最も遠いストレート部分)に取引先の佐藤さん、 その隣に話し上手な先輩の鈴木さん。L字の角には部長の山田さんを配置して、 角の両側に開発チームのエースと営業の吉田さんを置きました。 部長は角にいることで左右両方のラインに顔を出せる形になり、結果的にテーブル全体を見渡す“ハブ”の役割を果たしてくれました。
翌日、部長から「昨日は全体の空気が良かったな」と言われて、心の中でガッツポーズしたのを覚えています。
上座・下座の基本(入り口から遠い=上座、近い=下座)は押さえつつも、 テーブルの形状によっては“一番奥”が最適とは限りません。 L字やコの字のレイアウトでは、角のポジションが会話のハブになることがあります。 マナーの型を守りながら、実際の会話動線を想像するのがコツです。
パズル1で触れた通り、席順のマナーは知っておくと武器になります。 ただ、僕自身が最初に覚えたときに混乱したのが、テーブルの形によって上座の位置が変わること。 ここで一度整理しておきます。
入り口から最も遠い奥の壁側が上座。幹事は入り口に一番近い席で、注文や店員対応をしやすくします。 迷ったら「ドアから遠い人ほど偉い」と覚えればOK。
入り口の正面が上座、入り口の両隣が下座。中華料理店でよくある形式です。 全員の顔が見えるので、乾杯の挨拶をする人を上座に置くと自然な流れになります。
基本は奥が上座ですが、パズル1で書いた通り、角の席が会話のハブになることも。 人数が多い場合は、角に話し上手な人を配置すると左右の会話をつなげてくれます。
床の間がある場合はその前が上座。床の間がなければ入り口から遠い席で判断します。 靴を脱ぐ動線も考慮して、足腰に不安がある方を手前側にする配慮も忘れずに。
同期だけのカジュアルな飲み会で上座・下座を気にする人はほとんどいません。 でも、上司や取引先が1人でもいるなら、「入り口から遠い席にどうぞ」の一言があるだけで印象が全然違います。 知っていて崩すのと、知らなくて崩すのは別物です。
去年の春、開発部・営業部・カスタマーサポート部の3部署合同で懇親会をやりました。 合計24人。広めの座敷で、6人掛けのテーブルが4つ並ぶレイアウトでした。
僕は「自由に座ってもらえば、自然と交流が生まれるだろう」と思って、席指定をしなかったんです。 結果はご想像の通り。開発は開発で固まり、営業は営業で固まり、カスタマーサポートはカスタマーサポートだけのテーブルに。 4つ目のテーブルには各部署から遅れて来た人が集まって、微妙に気まずい空気が流れていました。
途中で「席替えしましょう!」と声をかけたものの、既に盛り上がっているグループは動きたがらず、 結局3部署の交流という当初の目的はほとんど達成できませんでした。
この経験から、部署横断の飲み会では最初から席を指定することにしています。 具体的には、各テーブルに必ず3部署のメンバーが混ざるように配置します。
さらに効果があったのは、各テーブルに“テーブル盛り上げ係”を1人置くこと。 事前に「このテーブルの会話、よろしくね」と声をかけておくだけで、初対面同士の沈黙がかなり減ります。
例えば、元営業部で現在開発部にいるメンバーがいれば、営業のメンバーと同じテーブルに配置する。 異動経験者や、部活・同期つながりで複数部署に知り合いがいる人は、最高の橋渡し役になります。
20人を超える飲み会で「席替えしましょう」と声だけかけても動きません。 僕が最近やっているのは、テーブルにトランプのカードを置いておいて、 1時間後に「同じマークの人で集まってください」とアナウンスする方法。 ゲーム感覚になるので、自然に席が動きます。
これは割と最近の話です。チーム10人の忘年会で、プロジェクトの方針を巡って意見が対立していた2人がいました。 仮に高橋さんと中村さんとします。仕事では普通にやり取りしているけれど、飲みの席で隣に座ったらどうなるか分からない、という温度感。
お店はコの字型の掘りごたつ個室。10人で座ると、向かい合う形になる席がどうしても出てきます。 高橋さんと中村さんが真正面に座ると、お互い目線が合い続けて気まずくなる可能性がある。 かといって、あからさまに端と端に離すと、周りが気を遣ってしまう。
結局僕がとった作戦は、2人を同じ辺の斜めに配置すること。 コの字の同じ側に座らせつつ、間に1人挟む形です。直接目が合わないけれど、距離感は不自然じゃない。 間に入ってもらったのは、両方と仲が良い後輩の木村くん。 木村くんには事前に「2人の間の緩衝材になってくれない?」と正直にお願いしました。
結果、特にトラブルもなく忘年会は無事に終了。 高橋さんと中村さんが直接話す場面もあって、むしろ少し空気が柔らかくなった気がします。 席順で人間関係が解決するわけではありませんが、悪化させないことはできると実感しました。
席順をいつ決めるか。これ、意外と大事です。 早すぎると人数変更に対応できないし、遅すぎると当日バタバタする。 僕が回数を重ねて落ち着いたのは、こんなスケジュールです。
10人以下でカジュアルな飲み会なら自由席で問題ありません。 ただし、上司・取引先がいる場合、部署横断の場合、15人を超える場合は、指定席にした方が確実です。 自由席にする場合でも、主賓と幹事の位置だけは決めておくと当日の混乱が減ります。
席順には正解がありません。テーブルの形、参加者の関係性、飲み会の目的によって、最適な配置は毎回変わります。 だからこそ、パズルのように考えるのが楽しいし、うまくハマったときの達成感があります。
基本の上座・下座を押さえつつ、実際のテーブル形状と人間関係を見ながら微調整する。 それだけで、飲み会の満足度は大きく変わります。 幹事を何回もやっていると、参加者の顔ぶれを見た瞬間に配席のイメージが浮かぶようになりますよ。
幹事のコツまとめや大人数飲み会のポイントも 合わせて参考にしてみてください。
のみらくでは、参加者の出欠管理や人数確定をURL1つで完結できます。 席順を考えるための参加者リストの確認もスムーズになるので、配席パズルに集中する余裕が生まれます。
Webエンジニア歴10年以上。50回以上の幹事経験をきっかけに、のみらくを個人で開発・運営しています。企業の懇親会から友人同士のカジュアルな飲み会まで、さまざまなシーンで培った実体験をもとに、幹事ノウハウを発信しています。
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