僕(タクミ)が幹事2年目のとき、やらかした。歓迎会のコース料理にエビチリが入っていて、新入社員の子が甲殻類アレルギーだった。 幸い本人が気づいて食べなかったから事なきを得たけど、あのとき食べていたらと思うとゾッとする。 それ以来、アレルギーと食事制限の確認は幹事の“絶対ルール”にしている。 この記事では、僕自身の失敗や周囲で聞いたヒヤリハット事例をもとに、飲み会でのアレルギー・食事制限対応を整理した。お店選びの段階から読んでおくと、なお安心だと思う。
食物アレルギーによる健康被害は、消費者庁の報告で年間およそ6,000件。 飲食店での事故も少なくない。飲み会の幹事が知っておくべきリアルな“ヒヤリ”を3つ紹介する。
前菜のサラダにクルミが入っていた。ナッツアレルギーの参加者がドレッシングに混ざっていたクルミの粒に気づかず口に入れかけた。 隣の席の人が“それクルミじゃない?”と声をかけて未然に防いだケース。 2023年にクルミが特定原材料(表示義務)に追加されたのは、こうした事故が増えたからだ。
乳製品アレルギーの同僚に、知らない先輩が“チーズ一口くらい平気でしょ”と勧めた。 本人が断ったから良かったものの、アレルギーの重症度は他人が判断できるものではない。 アナフィラキシーショックは微量でも起きうる。これは知識不足が原因の典型例だった。
甲殻類アレルギーの人がいる鍋パーティーで、エビを取った箸でそのまま豆腐を取り分けた人がいた。 いわゆるコンタミネーション(交差汚染)のリスク。鍋やシェア料理では取り箸の管理が生死を分けることもある。
食品表示法で表示が義務づけられている特定原材料は8品目ある。 2023年3月にくるみが追加されて7品目から8品目になった。 これに加えて表示が推奨されている20品目もあるが、まず幹事として押さえるべきはこの8つだ。
僕が特に怖いと思うのは“隠れアレルゲン”だ。醤油には小麦が入っているし、天ぷらの衣にも卵と小麦が使われる。 和食は一見シンプルに見えて、実はアレルゲンが多い。お店に確認するときは、調味料レベルまで聞くのが鉄則だと思っている。
最初に失敗したとき、僕はそもそもアレルギーの有無を聞いていなかった。 聞き始めてからも“アレルギーある人いますか?”と全体チャットに投げるだけだと、遠慮して言い出せない人がいた。 試行錯誤した結果、以下のやり方に落ち着いた。
のみらくの出欠フォームにはメモ欄がある。ここに“アレルギー・食事制限があれば記入してください”と案内文を添えておけば、出欠と同時に情報を回収できる。 個別にDMする手間が省けるし、記録も残るから当日の確認漏れも防げる。
ここで手を抜くと、当日に“聞いてません”と言われる。実際に僕も一度経験した。 電話で“アレルギー対応お願いします”とだけ伝えて、具体的な品目を言い忘れたのだ。 それ以来、お店への連絡は必ずこの手順を踏むようにしている。
飲食店にはアレルゲン表示義務がない(加工食品と異なる)。 お店側も善意で対応してくれている場合が多いので、感謝を伝えつつ、しかし“確認はしすぎるくらいでちょうどいい”と思っておくのが安全だ。
最近は外国籍のメンバーがいるチームも珍しくない。僕のチームにもベジタリアンのエンジニアがいて、最初の歓迎会では焼肉を予約してしまい、かなり申し訳ない思いをした。 アレルギーと違って命に直結するケースは少ないが、“食べられるものがない”状況は本人にとってかなりつらい。
ラクト・オボなど細かい分類がある。卵や乳製品はOKな人もいるので、本人に直接確認するのが確実。イタリアンや和食の野菜コースが選択肢になる。
出汁にかつお節が入っている時点でNGになる。都市部ならヴィーガン対応のレストランも増えているので、事前にリサーチしておくと助かる。
ハラール認証店がベストだが、見つからない場合は海鮮メインのお店を選ぶ。醤油にアルコールが含まれるケースもあるので注意。
醤油にも小麦が使われている点は意外と知られていない。和食を選ぶ場合はたまり醤油(小麦不使用)で対応可能か確認してみるといい。
偉そうに書いてきたけど、全部自分の失敗がベースだ。あのエビチリ事件がなかったら、僕は今でもアレルギー確認をサボっていたかもしれない。
食物アレルギーは命に関わる。幹事の仕事は場を盛り上げるだけじゃなく、全員の安全を守ることでもある。面倒に感じるかもしれないが、一度仕組みをつくってしまえば毎回の手間は大したことない。
のみらくなら出欠回答時にメモを残せるので、アレルギーや食事制限の情報を自然に集められる。 毎回DMで個別に聞き回る手間がなくなるだけでも、幹事の負担はかなり減るはずだ。
Webエンジニア歴10年以上。50回以上の幹事経験をきっかけに、のみらくを個人で開発・運営しています。企業の懇親会から友人同士のカジュアルな飲み会まで、さまざまなシーンで培った実体験をもとに、幹事ノウハウを発信しています。
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